3D-CADの自動設計化とモデルベース開発(MBD)の取組み


株式会社日本製鋼所

広島製作所 技術開発部

担当部長 博士(工学)

富山 秀樹 氏

講演概要

樹脂製品の成形加工機械の開発・製造を行っている当社広島製作所では、個別設計の仕様が多く、図面の汎用化や流用が難しい課題を抱えています。そこで、Tacton Design Automationを導入した固有装置の自動設計化を試み、さらには概算見積の自動作成化を行い商談活用型のシステム開発に成功しました。また、現在当社ではMBDを推進しており、3Dモデル上でCAEや制御システムの同時検証を行う取り組みを行っていますので、その事例を紹介します。

講師プロフィール

2000年日本製鋼所入社。入社後は研究所でCAEの技術構築を推進し、同時に数多くの事業部製品の開発を担当。現在はCAE部署の統括を担う一方でAI・IoTや制御システムの開発統括として全社のソフトウェア技術開発を主導する。2019年10月から広島大学へ「JSWメカトロニクス共同研究講座」を開設し、客員教授としてMBDの構築を推進。